長年公務員を務めてから派遣社員に

私は高校を卒業してすぐに、公務員試験に受かって公務員になりました。それから21年間公務員として働いてきました。しかし退職の5年前にある部署に配属されそこで人間関係で悩まされ、毎日仕事の残業で体を壊し入院しなくてはいけなくなりました。

退院してはその部署で働き、また体を壊し入院。そんな生活が5年間続きました。入院を繰り返す私に、上司はほとほとあきれられ、いつしか退職を迫られるようになりました。 私ももうこれ以上は無理と思い、退職をしました。

そこから就職活動を始めたのですが、もうすでに39歳で前の仕事しかしたことがなく、大学もいっていないため30社以上履歴書を送りましたが、面接までたどり着いたの、6社しかなくそれもすべて受かりませんでした。仕方がないのでアルバイトで夕方のコンビニの仕事に行っていたのですが、ある日駅に用があり、帰り際に駅ビルの2階にある喫茶で落ちやを飲もうと上がっていくと、その喫茶の前に派遣会社がありました。

前から派遣という仕事形態は知っていたのですが、システムは全く知りませんでした。たまたま見かけたその派遣会社に少しひかれて、まあ話だけでも聞いてみようと入ってみました。担当をしてくださった方が、とても丁寧に話をしてくださり、最後に登録をしてみませんかと言ってくださったので、一応登録をしてみました。 後日紹介されたのは、ある工場にて働く仕事でした。もともと体力もなく、手先が不器用なので工場勤務は厳しいと思っていたのですが、いざその工場の方に顔合わせに行くと仕事は機械のメンテナンスの仕事を主にしてもらいたいということでしたので、そこで働くことを決めました。

それまで公務員として働いていましたが、派遣の仕事はそれまでと違い給料という面ではやはり圧倒的に少ないのですが、それ以外にはとてもよかったと思います。

まずは、仕事の時間が短く済むことです。公務員時代は勤務時間外の仕事が意外と多く家まで仕事を持ち帰っていたこともあったのですが、ここでは時間が来るとすぐに帰らせてもらえます。特に私は夕方のコンビニのバイトも続けていましたので、他の従業員や派遣のメンバーよりも早く帰らせてもらっていました。また正社員の方は休みは土曜日が隔週だったのですが、派遣は土日で週休2日でした。

次に休みを好きな時に取れることです。公務員時代も有給を消化しなければいけないので、他の民間の方に比べれば休みは多かったのですが状況を見て、上司が勝手に休みを入れる状況でした。派遣は休みを入れるときは、派遣会社に話を入れて休むので、直接工場の上司に理由等を告げずに休みを取ることができます。私は旅行が好きでしたので、前から月1回は旅行に行っていましたが、前の仕事の時は月曜が祝日の時をねらって行っていたのですが、それでも遠出はできませんでした。派遣先では土日と月曜日の祝日にさらに休みをもらって北海道や韓国など遠出の旅行に行くことができました。

最後に良かったと思うのは責任という面です。工場ではロスが必ず出てしまうものなのですが、社員はロスが一定以上出てしまうと、勤務時間以外で会議を行い修繕のためにレポートを関わる人が全員出さなくてはいけなくなっています。私たち派遣はそのレポートのまとめた修繕面の部分だけを聞いて実践していくだけになります。もちろんだからと言って責任がなくなるわけではありませんが、その会議では工場長がかなり大きな声でおこると言っていましたので、その会議に出ることがないのでとても助かっていました。

以上が私の経験した派遣の仕事の話になりますが、他の方の派遣ではホテルの結婚式場の準備の仕事や、国家試験の試験管の仕事など年齢にかかわらず仕事をすることができるみたいです。 私は病気で前の仕事を辞めなくてはいけなくなったのですが、資格もなく学歴もなく経験もない私であっても、派遣では仕事をいただくことができました。就職活動がなかな結果が出ない中でこれほどありがたいと思ったことはありません。 今はバイトをしながらフリーでデザインのの仕事をしていますが、仕事がもしなくなったとしたらまた派遣会社にお願いしていこうと思っています。